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きょう、来ます、これは、すべて、事実です

  • 投稿者: TAJIRI
  • 2013年8月1日 6:52 AM
  • WNC

これから書き記すことは何一つウソ偽りのない、オレ自身が数年前にカナダで体験した、本当の、事実である。ちなみにその現場には、現新日本プロレス所属のKUSHIDAもいた。

KUSHIDAはハッスルに練習生として入団し、オレがプロレスのイロハから教えた愛弟子だったが、デビューから2年ほどでハッスルを離脱し単身カナダへ。その後ハッスルは崩壊し、オレはSMASHを立ち上げることとなる。その旗揚げにさいしどうしてもKUSHIDAが必要と考えたオレは、当時ヤツが武者修行の地としていたカナダを訪れたのだった。もちろんSMASHに入団させるためにである。

雪の降る2月。その日も、雪が降っていた。せっかくカナダまで来たのだから、現地にいい選手はいないか調査も兼ね、オレはKUSHIDAと同じ団体に売り込みをかけた「オレの試合も組んでくれ」。プロモーターに交渉するとあっさりOKの返事をいただき、オレはKUSHIDAと組み何試合かを消化した。そうして、ツアー最終戦であるウィニペッグへと辿りついた。

ウィニペッグは、寒い田舎町。クリス・ジェリコの生まれ故郷でもある。北極圏の文化を見かけるほど北に位置し、イヌイットと呼ばれる極北の民族もたくさん住んでいる。彼らは東洋人のような顔立ちをしているので、町を歩けば日本人と見間違えるような人をちょくちょく見かける。なんだか不思議な町である。

最終戦を怪我なく無事に終え、日本へ呼ぶにふさわしい優良外人も見つけ出し(実際このとき発掘した選手が3名もSMASHへ来日を果たした)、KUSHIDAの口説き落としにも成功。大収穫で、あとは日本へ帰国するだけ、のはずだったが…。

会場で、日本人から声をかけられたのだ。最初は、例の東洋人のような顔をしたイヌイット系の民族かと思ったが、その流暢な日本語は日本人であるとしか考えられない。しかも、女性である。若くはない。もう長いこと海外で暮らしている人に特有な、本来の民族的特徴が消失しかかり、徐々に現地化が進行しているような顔立ち。そんな女性に声をかけられたのだ。

「うちへ来てください。おもてなしさせていただきます」。その女性は、要約するとそのようなことを熱心に言った。しかも彼女の家には猟銃が何丁もあり、それを水平にブッ放してもまったく危険でないほど広い敷地に住んでいるという。実に面白そうだ。オレとKUSHIDAは、彼女の運転する車へと乗り込んだ。

途中、中近東系の人々が暮らす危険そうな町中をすりぬけ、車は1時間ほども走ったであろうか。どこまでも見渡す限りの雪で覆われた大平原。そんな中にポツンと、木造の古い古い一軒家があった。「ここが私『たち』の家です」。

車を降りると、玄関口に案内された。「ギギギギィー」古ぼけてすっかり重たそうな玄関を開ける。と、大きな鹿の頭が2匹、壁から顔を出しているではないか。剥製だ。その横には、可愛い鹿が仲良く池で水を飲んでいる写真が大パネルで飾られている。「この写真の鹿が、この剥製の子なんです。私『たち』が写真を撮って、そのあと猟銃で仕止めて、二匹ともきれいに食べてしまいました、アハハハハ」。

と、そのときだ。外から「グガアアアー!!」という雄叫びが聞こえたのだ。外に飛び出すオレとKUSHIDA。そこには…この世のモノとは思えない化け物がいた。火花を吹くチェーンソーを持った化け物…レザーフェイスがいたのだ!!そこは、レザーフェイスの家だったのだ!!「アハハハハ!!」逃げ場のない真っ白な大平原に、女性の高笑いがこだまする。火花を吹くチェーンソーの轟音とともに…。

その後、オレとKUSHIDAがどうなったかは、この事実を報じた過去のネット記事を調べれば知るに容易いので割愛させていただく。とにかく、今週土曜日の横浜ラジアントホール大会からスタートし、8/7さざんぴあ博多、8/8熊本流通情報会館、8/10鹿児島オロシティホールと続くWNC8月シリーズに、この極北の地に生息する化け物、レザーフェイスが参戦してくるのだ!!

最後に念のため、もう一度だけ断っておく。ここに書き記した記述には、一点のウソ偽りもない。オレとKUSHIDAが体験した、本当の、事実である。この夏キミは会場で、レザーフェイスから逃げ伸びることができるか?

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