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WNC後楽園ホール決戦完全ガイド

  • 投稿者: TAJIRI
  • 2012年7月12日 12:10 AM
  • 日記

いよいよ日曜日開催 7・15後楽園ホール大会の各試合の見どころをTAJIRIがレクチャー! 読めば観たくなる完全ガイド、それではいってみよ~!!

■第1試合
TAJIRI&丸藤正道(プロレスリング・ノア)
vs
スターバック&大原はじめ(ともにFCF)

【見どころ解説】
「TAJIRI、丸藤が組むことで未体験の反応が生まれそうな予感」

第1試合に敢えてこの試合を持ってきました。丸藤選手がこの試合を終えてからノア岐阜大会に向かわなければいけないという事情もあるのですが、別に第2でも、第3でも時間的には大丈夫だったんですよ。だけど、TAJIRI、丸藤が組むのに第2、第3ではありえない、ならば第1だ、ということでの決定です。

二人が初めてタッグを組むということで、丸藤選手もそうだろうし、ボクもそうだろうと思うのですが、二人にとって未体験の反応が生まれそうな予感を感じるんですよね。

そして、ボクは7・22ノア両国大会でマイバッハ谷口との一騎打ちも控えているんですが、そのまえにTAJIRIと丸藤正道の初タッグ、これをぜひノアファンの方々にも観てもらいたいです。もちろんWNCのファンにもボクが初めてノアのリングに上がるマイバッハ戦を観に来てもらいたいんですよ。

そのなかで、WNCのリングに上がった丸藤、ノアに上がったTAJIRI、この二人が普段とどう変わったのか、ということをそれぞれのファンに観て、教えてもらいたいんですよね。どちらのファンにとってもプロレスの見識を深めるすごくいいチャンスだと思うんですよ。そういうのが本当の団体交流、友好関係じゃないかとボクは思うので。

それと丸藤選手に聞いたら、これまでいろんな国の選手と闘ってきたけどフィンランドの選手と闘うのは初めてだって言うんですよ。当然、大原はじめと闘うのも初めてだと。おそらく丸藤選手がいつも闘っている選手たちとは、スターバックも大原もタイプがちょっと違うと思うんですよ。それに対して、ボクが天才だと思っている丸藤選手がどう対応していくのか、それを間近で確認したいんですよね。ボクのなかでは、スターバック&大原と闘うというよりは、丸藤選手をコーナーからじっくり観たいです。

■第2試合:シングルマッチ
華名
vs
紫雷美央

【見どころ解説】
「この一戦は、華名にとって新しい挑戦、冒険となるのでは」

先月の新宿FACE大会で、まこっちゃん(真琴)が華名からピンフォール勝ちを奪ったので、今回の後楽園で二人の一騎打ちを組もうと思っていたのですが、真琴選手がケガをしてドクターストップがかかり欠場となってしまいました。

そんななか、まこっちゃんが“お姉様”と慕っている紫雷美央が「それなら私が責任を取って華名さんと闘う」と言って出てきてくれたのですが、実は彼女もこの試合の後にOZアカデミーの新宿大会に出場しなければいけないので、このシングルマッチも敢えて第2試合で組みました。そういう事情があるんです。

それとボクが最近思うことは、これまでフリーとしてやってきた華名がWNC所属、組織のなかの一員となって、いまは女子部をまとめることに一生懸命になってると思うんですけど、まこっちゃんが反発したり、朱里ちゃんもイライラしてたり、組織がうまくまとまってないことへのジレンマが彼女のなかにあるのかなと。そこを華名がどう打開していくのか、それが今後の彼女の見どころとなってくると思うんですよね。

だから、美央との一戦に関しても二人はこれまで何度も闘ってるし、シングルもついこのあいだWAVEでやってるんですが、そういったなかで華名がこの試合でどういったものを作りあげていくか、これは彼女にとっての新しい挑戦、冒険となるんじゃないかと、そういう気がします。

■第3試合:篠瀬三十七デビュー戦
児玉ユースケ
vs
篠瀬三十七

【見どころ解説】
「いまではボク自身も篠瀬から勇気をもらってます」

もうこの試合に関しては児玉には悪いけど、みなさん、ぜひ篠瀬三十七という37歳でプロレスラーデビューする男の生き様をじっくりと観てください。いい大学を出て、いい企業に就職して、妻と子がいて、それでも自分の夢を叶えるためにプロレスという厳しい世界に入ってきた。これだけでもなかなかできることじゃないと思うんですよ。

それこそ稼ぎだって昔と比べたら何分の1とかになってるんじゃないかな。それでもレスラー兼フロントスタッフとして朝からWNCのオフィスで働いて、正直、篠瀬がいなかったらWNCという団体は回ってないですよ。そして練習もきっちりこなして、1年半かけてようやくデビューまでこぎ着けた。大袈裟な話ではなく、篠瀬のデビュー戦を観たら世の中にいるいろんな人たちが勇気を持てると思うんですよね。

振り返れば、練習生として入門してきたときの篠瀬は、身体は大きかったけど筋力はそれほどでもなかった。それが、バーベルの握り方から教わって、さらにグリコの桑原先生からもウェイトトレーニングのご指導を受けているようで、日本が世界に誇る某選手しか挙げることができなかったウェイトを扱えるまでのパワーをいまでは身につけたんですよ。

デビュー戦の相手は児玉ですけど、ハッキリ言ってパワーだけなら篠瀬のほうが児玉の倍ぐらい上だと思います。だけど、篠瀬は運動神経はそれほどでもないんですよ。それこそ入門してきたときはでんぐり返しもまともにできないほどで、最初は正直、「デビューは絶対に無理だろ」ってボクも思ってたぐらいだったんですね。それが1年半かけて、とうとうデビューまで辿り着いた。いまではボク自身も篠瀬から勇気をもらってます。

そして、大会当日は家族をはじめ、これまで篠瀬を支え続けてくれた方々が応援に駆けつけてくれるみたいなんですよ。何度も言うようですが、この試合は、児玉のことは観なくていいです(笑)、篠瀬だけを観てください。

■第4試合:3WAYハードコアマッチ
リン・バイロン
vs
木藤拓也(クズプロ)
vs
高橋星人

【見どころ解説】
「さらに突き抜けるきっかけを掴むのは誰か?」

3人とも見事に個性がバラバラというか、これこそ異次元対決ですよね(笑)。そんな3人がどんなアイデアを持ってハードコアをこなしていくのか、そこが注目ポイントでしょう。だけど、宇宙人の高橋星人がハードコアアイテムを使ったらどうなるんでしょうね?

それとこの試合は、リンが「ムカつく奴らがいるからぶっ倒したい!」とアピールして決まったものなんですが、他人に迷惑をかけながらも着々とクズプロという独自の世界を生み出している木藤くんに対するジェラシーだったり、新人であんなド派手なデビューをしてWNCでも一番勢いがある高橋に対するジェラシーだったり、リン・バイロンというコは常にそういったジェラシーを自分の力に変えていったじゃないですか。もちろん誰よりも負けず嫌いなところもあるし。

そういったなかで、もうひとつきっかけがあれば、さらに突き抜けることができるライン上にこの3人はいま立ってると思うんですよ。そのきっかけを掴む試合になるのではないでしょうか。

■セミファイナル:Japanese Classic継承マッチ
藤波辰爾(ドラディション)&土肥孝司
vs
藤原喜明(プロフェッショナル藤原組)&黒潮二郎

【見どころ解説】
「ビッグレジェンドの横で若い奴らがめちゃくちゃやるのを観てみたい」

つい最近の会見で土肥が藤原組長に対して、「あのジイちゃんはホントに強えのか? キャリアがたくさんある? トシ取ってるだけだろ。だったら、俺に喧嘩のやり方を教えてくれよ」って喧嘩を売ったんですよ。

確かに土肥は元暴走族の総長だし、命のやり取りをしてきた場数もあるってことらしいんですけど、組長もパキスタンでの話とか数々の伝説を残してきた方じゃないですか。たぶん、土肥はまだ若いし、そういう話を知らないでああいうことを言ったんでしょうね。だけど、はたから見てるぶんには、こういうのって非常に面白いと思うんですよね。

例えば、ヤンチャな若者が道でオヤジ狩りをしようとして絡んでいったら、実はそのオヤジがとんでもなく強かった、そんなふうになってしまうのか、はたまたオヤジ狩りに成功するのか、これはすごく楽しみですよ。土肥と組長のタイマン勝負ですよ。

普通にいけばビッグレジェンドである二人が目立ってしまう試合じゃないですか。そんななかで土肥や黒潮のような若い奴らがめちゃくちゃやるっていうのをボクを期待してるんですよ。そして、藤波さん、組長に「なんか今日は面白かったな」って試合後に思ってもらえれば最高ですよね。

■メインイベント
朱里
vs
浜田文子(ZABUN)

【見どころ解説】
「朱里ちゃんが最強生物化してる」

朱里ちゃんが「女子プロレスの小さい枠で物を言うな、小さい物差しで私を測るな」という発言をしてから俄然目が離せない展開になってきたと思うんですよ。だけど、最近の朱里ちゃんの練習風景を見ていると本当に最強生物化していってるんですよ。もちろん持って生まれたものもあるんだけど、驚くぐらいのスピードで存在そのものがデカくなってるんですよね。

もともと朱里ちゃんは『ハッスル』に入ってデビューしたんですけど、入ってきた当時の彼女はプロレスをほとんど知らなかったんですよ。もちろん女子プロレスだって一度も観たことがないわけで。そういったところからスタートしてデビューし、男のレスラーと闘ってましたからね。後楽園ホールで天龍さんと闘ったときなんか、顔面蹴られてリングシューズの靴ひもの跡が顔にクッキリ残ってるんですよ。そういう育ち方をしてるから、ああいう発言が彼女の口から出てもまったく不思議じゃないんですよね。あれこそが本心から出た言葉だと思うんだよな。朱里ちゃんから見れば、本当に小さなコミュニティなんだもん。

一方、対戦相手の浜田文子については、ボクは彼女が15歳のときから知ってるんですよ。なんで知ってるかと言うと、彼女がお父さんのグラン浜田さんと日本に来たとき、プロレスラーになるために大日本プロレスの道場で練習してたんですよ。彼女がアルシオンでデビューする前ですよね。当時の大日本にはネフタリというメキシコの女子選手が日本に滞在して女子部で活躍したんですけど、ネフタリが彼女のコーチとして教えてたんですよ。あとはロッキー・サンタナもいたので、ロッキーからも教わってますね。

だからデビュー前から彼女のことを知ってるんですけど、やっぱり当時から身体はガッチリしてましたね。このまえの会見でひさびさに会ったんですけど、とにかく堂々としていて貫録も付いていた。そして殺気もあるし、雰囲気だけならマフィア映画に出てくる女ボスみたいな感じというか。いままで朱里ちゃんが闘ってきた相手のなかでは、一番貫録がある相手だと思います。でも、そんな文子に脅されても、まったくビビらない朱里ちゃんもたいしたもんですよ。

今回この試合をメインにしたのですが、これはもう当然と言うか、ボクは最初から朱里vs文子をメインにするつもりでした。朱里vs華名もそうですけど、WNCのように男子レスラーもいる団体で女子のシングルマッチでメインを任せられるのはそうはないですよ。たぶん、現時点ではこの朱里vs華名、朱里vs文子の2試合くらいじゃないかな。彼女たちならキッチリと後楽園大会のメインを務めてくれると思いますよ。

とにかく、男だとか女だとか関係なく、すごい人間同士の闘いを見せたいわけですから。だから、会場でご覧になられる方も同じように小さな物差しや小さな枠にはめて観るんじゃなくて、フラットな気持ちでプロレスを楽しんでいただければと思います。第1試合からメインまでまったく出し惜しみのないカードが揃いましたし、それぞれの闘いから人生におけるいろんなものが得られる、そんな大会にきっとなるはずです。

それでは、7月15日、後楽園ホールで会いましょう。

▼7・15Wrestling New Classic後楽園ホール大会 開場11:00 開始12:00
[メインイベント:シングルマッチ 60分1本勝負]
朱里
vs
浜田文子(ZABUN)

[セミファイナル:Japanese Classic継承マッチ 45分1本勝負]
藤波辰爾(ドラディション)&土肥孝司
vs
藤原喜明(プロフェッショナル藤原組)&黒潮二郎

[第4試合:3WAYハードコアマッチ 30分1本勝負]
リン・バイロン
vs
木藤拓也(クズプロ)
vs
高橋星人

[第3試合:篠瀬三十七デビュー戦 20分1本勝負]
児玉ユースケ
vs
篠瀬三十七

[第2試合:シングルマッチ 30分1本勝負]
華名
vs
紫雷美央

[第1試合:タッグマッチ 60分1本勝負]
TAJIRI&丸藤正道(プロレスリング・ノア)
vs
スターバック&大原はじめ(ともにFCF)

▼7・16Wrestling New Classic大阪・世界館大会 開場17:30 開始18:30
[メインイベント:シングルマッチ 60分1本勝負]
大原はじめ(FCF)
vs
スターバック(FCF)

[セミファイナル:『キトウカップ2012』争奪トーナメント決勝戦 60分1本勝負]
第2試合の勝利チーム
vs
第3試合の勝利チーム

[第4試合:『キトウカップ2012』争奪トーナメント1回戦 30分1本勝負]
TAJIRI&ゼウス(ザ・ビッグガンズ)&華名
vs
The Bodyguard(ザ・ビッグガンズ)&木藤拓也(クズプロ)&紫雷美央

[第3試合:シングルマッチ 45分1本勝負]
朱里
vs
下野佐和子(OSAKA女子プロレス)

[第2試合:『キトウカップ2012』争奪トーナメント1回戦 30分1本勝負]
原田大輔(大阪プロレス)&児玉ユースケ&高橋星人
vs
ツバサ(大阪プロレス)&黒潮二郎&リン・バイロン

[第1試合:シングルマッチ 20分1本勝負]
土肥孝司
vs
篠瀬三十七

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