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AKIRAさんの「死に様」とは…?

  • 投稿者: TAJIRI
  • 2012年5月18日 12:18 AM
  • 日記

4・26プレ旗揚げ戦(新宿FACE)でTAJIRIとの激闘を制し、5・24旗揚げ戦のメインで行なわれるフィンレーとの一騎打ちを勝ち取ったAKIRA。フィンレーとの対決は新日本プロレス時代に闘って以来となるが、この一戦にかけるAKIRAの思いは強い。二人が初めて出会ったのは1990年、若き日のAKIRAが海外武者修行で当時ヨーロッパを代表したプロレス団体CWAのツアー中でのことである。

「フィンレーという男は敷居が高い、ちょっと声をかけにくい感じだった。周りの人も怖がっているような感じ、みんなビビってたんですよね」と、すでに欧州ではトップファイターであったフィンレーの第一印象を語ったAKIRA。いわゆるコワモテであるフィンレーの怖ろしさを物語るエピソードとして、AKIRAは、当時ツアーを一緒にまわっていた米国人選手が酒場で不祥事を起こして帰国を命じられた際にフィンレーがその選手をホテルの自室に呼び出して鉄拳制裁を加えたという話を披露した。

さらに話は、ドイツ・ハノーバーにおける初めてのフィンレーとのシングルマッチへと移る。「海外の試合に慣れた頃だったのでやらせてもらったんですけど、やっぱりフィンレーの動きに対応するだけで精一杯だった。俺は精一杯だったけど、奴は俺との闘いを通してお客さんと対話をしていたんですよね。その対話の渦がだんだん広がっていって会場中を総立ちにさせたんですよ。一挙手一投足に怒り、涙する観客がいたりして“これがプロレスなのか!”と、そのとき俺は初めてプロレスの魅力というか、カルチャーショックでしたね。“いつかこんなプロレスをやりたいな”って思いながら闘ってました」。その後もフィンレーとは数試合闘い、その思いをさらに強くして日本へ帰国。しかし、AKIRAが戻ってきた当時の日本のリングにおいて、フィンレーとの一戦で感じたようなプロレスをAKIRAが実践するチャンスは訪れなかったのであった。

あれから20年、新たな船出をするWrestling New Classicの旗揚げ戦、トリを務めるメインイベントで再びフィンレーと相まみえることとなったAKIRAは、「究極のレスラーと当たることで、俺も究極を目指したい。ニュークラシックというものを提示したい。それが俺のいま目の前にある最も大きな、難関でもあり、最後に残された大仕事だと思う。いま若い子たちにも指導してるけど、フィンレーとの闘いを通じて彼らが目指すべきものを感じ取ってもらいたい」と決意表明。さらに、「記者の方も承知かもしれないけど、俺は28年間やってきて何も残していません。そんな男が5月24日、人生で最初で最後の旗揚げ戦、メインイベントで一流の男であるフィンレーと闘う。俺は何ができるか。28年間何も残せなかった俺がやることと言ったら、28年間我慢してきた、耐えて忍んできた、その怒りのエネルギーをぶちまけることだと思うんですよ。ぶちまけてやりたいね。俺のすべてをぶちまけます!」と、“最後に残された大仕事”への熱き思いを明かした。

プレ旗揚げ戦のTAJIRI戦で勝利したAKIRAは、試合後にフィンレー戦に向けて「俺の死に様を観に来いや!」と観客にアピールしている。そして、この日の会見でも、「そこで俺が何かを掴むことができたら、そのときにある結論を口にしたいと思います。俺が28年間闘い続けてたどり着いた結論。前回の闘いで“俺の死に様を観に来いや!”と言った真意がわかっていただけると思います。28年間の俺の完結です」と、まるで引退をにおわせるようなコメントを残したAKIRA。ここで記者から質問が飛ぶと、AKIRAは「引退はもういつでも頭の中にありましたから」と静かに語った。

「幸いにも身体もうまい具合に仕上がってます。空いた時間は息子と一日中遊んであげたいなと。近くの銭湯に行って、まだわかんないと思うけど女の子の話をいっぱいしてあげたいと思う。そんな感じで当日を迎えたいと思います」。最後は目に涙を浮かべながら一週間後に迫った決戦までのすごし方について語ったAKIRA。気づきを与えてくれたフィンレーとの大一番で、AKIRAはレスラー人生最後の大仕事に挑む!!

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