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これが、SMASHの最終回だ


SMASH年間最大のビッグマッチが、まさかのストーリー最終回に!
突然の活動休止宣言という衝撃が冷めやらぬ中、2・19『SMASH.25』(東京ドームシティホール)がいよいよ目前に迫ってきた。ビッグマッチにふさわしく好カードが目白押しとなっている今大会だが、セミファイナルでは朱里が女王に返り咲いた華名が持つSMASHディーバ王座に挑戦し、メインイベントではTAJIRIが”恐怖の大王”デーブ・フィンレーが持つSMASH王座に挑戦する2大タイトルマッチが最も注目すべきカードと言えよう。
タイトル創設以来、SMASH所属選手に一度も巻かれていない二本のベルト。今大会で満を持して挑戦するTAJIRI、朱里、両エースの合言葉は「ベルトをあるべきところに取り戻す」。はたして、二人は王座奪還という至上命令を遂行し、二年間にわたって紡がれてきたストーリーに終止符を打つことができるのか!?
そこで、SMASHのプロデューサーを務めるTAJIRIに『SMASH.25』各試合の見どころを語ってもらった。これを読めば、アナタも2月19日東京ドームシティホールに行きたくなる!!
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【公開プロテスト】
篠瀬晃vsジョシュ・オブライエン
桐澤将城vs児玉ユースケ

■「3月14日、後楽園ホールでのデビューをゲットせよ!」
公開プロテストは『We are SMASH』(2012.1.19/新宿FACE)で初めて行なったんですが、お客様からいただいたアンケートでもすごく好評でした。前も言ったのですが、人間と猛獣が闘うような雰囲気を味わうことができたのではないでしょうか。ということで、前回のプロテストで不合格となった篠瀬晃、桐澤将城の2名がもう一度挑みます。
二人とも前回の結果は不合格だったんですが、リングに上がったことでさらによろこびと欲が増してきたみたいで、一ヶ月間、気合が入った状態で稽古を積んできました。まだ3月14日の後楽園大会もありますので、今回合格して、後楽園ホールでデビューという夢をゲットできるよう頑張ってもらいたいですね。
なお、プロテストは第1試合開始前に行ないます。3分間の実戦形式で行ない、途中でフォール、ギブアップしても本人に続行の意思があればそのまま最後まで続けさせます。ぜひ多くの方に観ていただいてジャッジしてもらいたいと思う次第です。
【第1試合】
ウルティモ・ドラゴン&児玉ユースケ&土肥孝司
vs
田島久丸&YO-HEY&黒潮二郎
■「オープニングにふさわしい賑やかな闘いに期待」
レジェンドであったり、デビューしたばかりの新人だったり、ハイフライヤーだったり、パワーファイターだったり、それぞれ異なる個性を持った6選手を集めました。オープニングにふさわしい賑やかな闘いを見せてくれればと期待しています。
あとは若手選手がレジェンドのウルティモ・ドラゴンと絡めるということは、今後のレスラー人生において大きな財産になると思うんですよ。それこそ、一回も絡まないで辞めていくレスラーのほうが圧倒的に多いわけですから。そのことをよく胸に刻んで闘ってもらえたらと思います。
【第2試合】
真琴&リン・バイロン&雫あき
vs
高橋奈苗&中川ともか&花月
■「里村さんイチ押しの花月選手に要注目!」
この試合をマッチメイクするにあたって、当初は高橋奈苗&中川ともか&里村明衣子の女子プロレス最強トリオを揃えようと思っていたんですよ。そうしたら、里村さんから、センダイガールズで成長株である花月選手をぜひ使ってほしいというリクエストがあったんですね。里村さんの推薦ということであれば、これはもう間違いないということで、花月選手が参戦することになりました。そういった意味でこの6人のなかでは、花月選手が一番注目を集めるような、そんな気がします。台風の目みたいな存在ですよね。
この試合に関して言えば、誰が大きな注目を集めることができるのか、その争いになると思うんですよ。いつも通りのプロレスをやっていたら、なんの印象もインパクトも残せないと思うんですよね。とにかく遠慮せずにエネルギーを発散しまくれと。そして観客に強い印象を与えてくれればと期待しています。
【第3試合:北都プロレス軍vs元IWA JAPAN軍 全面対抗最終決戦】
木藤拓也&小仲=ペールワン&ルー・ルルル(北都プロレス)&リッキー・フジ
vs
松田慶三&平野勝美&岡野隆史&山田圭介
※特別レフェリー:クレイン中條(北都プロレス)
※特別リングアナウンサー:北の五郎(北都プロレス)
■「美央の予言で、対抗戦どころかSMASHも最終回になっちゃった(笑)」
紫雷美央が「これで最終回だ!」という予告が、対抗戦どころかSMASHそのものが最終回になるとは……(苦笑)。「私が言ったことはすべて現実になる!」とも言ってましたけど、本当にすごい能力ですよ、これは。紫雷美央という得体の知れない存在にボクは恐怖で脅えてますよ。
この試合のポイントは、対抗戦でありながらレフェリーとリングアナウンサーが北都プロレス側の人間であるという。松田らは特に何も言ってこないので認めたということなんでしょうけど、考えてみるとおかしな話ですよね(笑)。
ということで、北海道からはるばるクレイン中條さん、北の五郎さんがやって来てくれます。この二人はプロレス界において秘境と呼ばれる地で生活する人たちというか、よくテレビのバラエティ番組でアマゾンの奥地にいる裸族が飛行機に乗って大都会の東京にやってくるというのがありますけど、それと一緒ですよね。ボクは、これもまたプロレスの面白さのひとつだと思うんですよ。お客さんが「あの人たちは一体誰なんだ!?」と、頭の上に「?」マークが浮かんでいる姿がボクは想像できます(笑)。
あとは、リッキーさんの素晴らしさを多くの方々に知ってもらいたいですね。プロレスを初めて観る人も、動くリッキーさんを観たら一発ではまると思うんですよ。まるでビターチョコレートのような、大人の味わいがありますからね。ぜひ入場から注目してもらえればと思います。
【第4試合】
スターバック&大原はじめ&ジェシカ・ラブ
vs
大谷晋二郎&田中将斗&日高郁人
■「スターバックが田中将斗と闘いたがっている理由は……」
この試合は、スターバックから「マサト・タナカと闘いたい!」というリクエストをずっと前から受けていて、ようやくこのタイミングでマッチメイクさせていただきました。さらにZERO1からは大谷選手、日高選手も参戦してくれて、まさにZERO1トップ3揃い踏みということで、FCFvsZERO1という図式になりました。
スターバックがどうして田中選手と闘いたがっているのか、これは大会前の記者会見でスターバック本人の口から語られると思いますので、ボクはあえてここでは言いません。すごく思い入れがあるようです。
あと、大原にとってはひさびさに他団体選手との対抗戦ということで、「FCFとしてやってきた集大成を見せる」とすごく気合が入っているようです。これは熱く、激しい闘いになりそうですね。それと、そういった闘いの中で、ZERO1の選手たちがジェシカとどう絡むのかも注目ですね。彼らがジェシカをどう見るのか、試合後のコメントも今から楽しみだったりします。
【第5試合:ハードコアマッチ】
VENENO&KENSO
vs
サブゥー&葛西純
■「これが最初で最後、まさに奇跡の遭遇」
“神vs狂人”という図式になりましたけど、VENENOも、ケンちゃん(KENSO)もハードコアを体感することで、もしかすると二人は”狂人”のほうに針が振れるかもしれないですね。ケンちゃんもプライベートはどちらかと言えば大人しいほうなんですけど、一度スイッチが入った途端に何やり始めるのかわからない怖さがありますよね。そういった意味で、4人全員が狂気を秘めていると思うんですよね。それが爆発したとき、これはとんでもない闘いになるのではないでしょうか。
あと、会場となるTDCホールは、かつてスペル・クレイジーがバルコニーからムーンサルトアタックで飛びましたけど、今回は葛西選手のパールハーバー・スプラッシュにぜひ期待したいですね。きっと彼も何か企んでいると思うんですよ。はたして、葛西選手はどこから飛ぶのか? そして、飛ぶと言えば、サブゥーも自虐ダイブがあるから負けていられないだろうし、もしかしたらVENENO、ケンちゃんも刺激されて飛ぶかもしれない。想像するだけでもワクワクしてきますね。
タッグマッチではあるけれど、まるで4WAYマッチのような様相を呈してきましたね。もうこの4人の組み合わせは最初で最後だと思うので、ぜひ会場で、生で観てもらいたいと思います。
【第6試合:AKIRAプロデュース『あのときの新日本プロレス』】
AKIRA&大矢剛功
vs
藤波辰爾&エル・サムライ
※特別レフェリー:保永昇男
※特別リングアナウンサー:田中秀和
■「ビロードのような闘いが観られるのでは」
後半戦の頭にこの試合を持ってきたのですが、一つ前のハードコアマッチと打って変わって、まるでビロードのような闘いが観られると思うんですよね。上品で美しいレスリングが展開されるのではないでしょうか。
もともとこの試合が組まれるきっかけとなったのは、ボクが昨年12月に北都プロレスに参戦したとき、同じ参戦していた大矢さんと夜の会食で酒を酌み交わしたんですね。そのときに、大矢さんから「TAJIRIくん、俺はもう一度花を咲かせたいんだよ!」と言われまして、すぐさまボクはAKIRAさんに連絡したんですよ。そこから決まっていったのが『あのときの新日本プロレス』なんですけど、これは大矢さんのヒューマンストーリーでもあるんですよ。
そして、この試合では特別リングアナとして”ケロちゃん”こと田中さん、特別レフェリーとして保永さんも参加してくれます。この話を持っていったときに、お二人ともすごくうれしそうに快諾してくれたんですよね。急なお願いではあったんですけど、すごく感謝しています。
とにかくAKIRAさんがディテールにこだわってプロデュースする試合ですので、改めてプロレスの良さをこの試合を通して知るというか、しっかりと目に焼き付けていただければと思います。
【セミファイナル:SMASHディーバチャンピオンシップ】
華名(王者)vs朱里(挑戦者)
■「SMASHという形ができあがったのも、この二人の競い合いがあったからこそ」
改めて考えてみると、SMASHという形ができあがったのも、この二人の競い合いがあったからこそだと思うんですよ。そして二人も、SMASHという団体と共に大きくなっていきましたよね。ボクがSMASHで見せたかった”人間の成長ドラマ”という部分でも、この二人の闘いはひとつの集大成となるのではないでしょうか。
このまえ、『SMASH.4』(2010.6.25/新宿FACE)でやった初対決の映像を改めて観たんですが、やっぱりあのときと今では二人とも顔つきが変わってるんですよね。競い合うことによってだんだんいい顔つきになってるんですよ。
レスラーにとってすごく重要なことは、朱里、華名のようなお互いを高めあえるライバル、それと自分の道を導いてくれる人に出会えるかどうかだと思うんですよ。例えば、ボクなんかは、ビクター・キニョネスという進むべき道に導いてくれた人間と出会って、スペル・クレイジーやレイ・ミステリオのような競い合うライバルと出会えたからこそ、いまのTAJIRIというプロレスラーが存在できていると思うんですよね。世の中は人と人との絆で成り立っているもので、それをボクはSMASHで試合を通して見せたかったんですよ。そして、二人の闘いはそれを充分に示してくれることでしょう。
【メインイベント:SMASHチャンピオンシップ】
デーブ・フィンレー(王者)vsTAJIRI(挑戦者)
■「蹴って、蹴って、蹴りまくってフィンレーを蹴り壊すしかない」
朱里vs華名はお互いをわかっている者同士の闘いですが、ボクの場合は、未だにフィンレーがどれくらいの男であるのか、全然わからないんですよ。もしかしたら、フィンレーがSMASHで闘った3試合というのは、彼からすればちょちょいと腕試し程度のものだったのかもしれないし、本気を出しているのかどうかもわからない。そんなことをいつも考えていると、ますます怖くなってくるんですよ。
闘う前に”怖い”という感情を持ったのは、ボクが新人の頃にケンドー・ナガサキさんと闘ったとき以来かもしれないですね。怖さという部分ではあのとき以上のものがありますよ。そもそも、フィンレーのすべてを見たわけじゃないから、試合で何をされるのかもわからないじゃないですか。だけど、今こうしている間にも試合までの時間が刻々と迫ってきています。いつまでも怖いと言ってる場合でもありません。ボクが絶対にやらなければいけないことは、フィンレーからベルトを取り戻して封印することなので。
というわけで、フィンレー戦に向けていろいろ考えた結果、蹴りでいくしかないという結論に至ったんですよ。だから、スターバックvsフィンレーを観た直後からボクはあることにずっと取り組んでいると言ってたと思うのですが、それは蹴りの練習だったんですね。それこそレスラーになる前にキックボクシングをやっていた頃と同じ、いやそれ以上の練習量で蹴りを磨いてます。
実際に、昨年末の『SMASH.24』(2011.12.30/後楽園ホール)で試し斬りというか、ボクはフィンレーに対してハイキックをいきなり放ったんですよ。あの瞬間、フィンレーはほんのちょっとした時間なんですけど、たじろいだ仕草を見せたんですね。明らかに焦っていたと思うんですよ。そこでボクは確信しましたね。切り崩すには蹴りしかないと。
ストーリーの最終回で、フィンレーという最強のレスラーと対峙できるというのは、これもまたボクがSMASHで見せたかったものを満たしていると思います。スターバック、マイケル・コバックと次から次へと敵がやってきて、しかもどんどん強くなっていってる。フィンレーなんかは言わばその最終形みたいなものじゃないですか。自然の流れだったとは言え、最終回でフィンレーと闘うというのは、これもある意味ではボクにとって必然であり、宿命だったのかもしれないですね。
とにかく、蹴って蹴って、蹴りまくってフィンレーを蹴り壊す。そして、フィンレーからベルトを取り返す。ボクがSMASHで最後にやるべきことはそれだけです。
■「自分たちの手で幕を閉じることができるというのは幸せなこと」
今回、こういう形でストーリーの最終回を迎えるわけになったのですが、この世界で”最終回”と公言してショーを行なうっていうのは、長い歴史のなかでも数えるくらいしかないと思うんですよ。そして、それこそ命をかけて一生懸命やってきたことを自分たちの手で閉じる、こういう光景が観られる機会なんて、普段生きていてもそうそうないんじゃないかな。
ボクもいまはフィンレーとの一戦に集中してるので、メインが終わってからリング上がどんなことになってるのか、まったく想像できていないんですよ。でも、始まりがあれば終わりがあるということで、自分たちの手で幕を閉じることができるというのは幸せなことだと思うんですよね。だからこそ、多くの人たちに観て、感じ取ってもらいたいですね。”終わり”と言ってもいろいろな表現があると思うのですが、はたしてSMASHはどんな結末を迎えるのか? それを2月19日、TDCホールでみなさんと一緒に共有できればと思います。
▼2・19『SMASH.25』(TDCホール)開場15:30 開始17:00
[メインイベント:SMASHチャンピオンシップ]
デーブ・フィンレー(王者)
vs
TAJIRI(挑戦者)
※第2代王者・フィンレーは初防衛戦
[セミファイナル:SMASHディーバチャンピオンシップ]
華名(王者)
vs
朱里(挑戦者)
※第3代王者・華名は初防衛戦
[第6試合:AKIRAプロデュース『あのときの新日本プロレス』]
AKIRA
大矢剛功
vs
藤波辰爾(ドラディション)
エル・サムライ(スポルティーバ)
※特別リングアナ:田中秀和 特別レフェリー:保永昇男
[第5試合:ハードコアマッチ]
VENENO
KENSO(全日本プロレス)
vs
サブゥー
葛西純(FREEDOMS)
[第4試合]
スターバック(FCF)
大原はじめ(FCF)
ジェシカ・ラブ(FCF)
vs
大谷晋二郎(ZERO1)
田中将斗(ZERO1)
日高郁人(ZERO1)
[第3試合:北都プロレス軍vs元IWA JAPAN軍 全面対抗最終決戦]
木藤拓也
小仲=ペールワン(暗黒プロレス組織666)
ルー・ルルル(北都プロレス)
リッキー・フジ(KAIENTAI-DOJO)
vs
松田慶三
平野勝美
岡野隆史
山田圭介
※特別レフェリー:クレイン中條(北都プロレス)
※特別リングアナウンサー:北の五郎(北都プロレス)
[第2試合]
真琴
リン・バイロン
雫あき(お寺プロレス)
vs
高橋奈苗(スターダム)
中川ともか(エスオベーション)
花月(センダイガールズ)
[第1試合]
ウルティモ・ドラゴン(闘龍門MEXICO)
児玉ユースケ
土肥孝司
vs
田島久丸(ドラディション)
YO-HEY(Fu-Dojo)
黒潮二郎
——
[公開プロテスト:スパーリング形式]
篠瀬晃vsジョシュ・オブライエン
[公開プロテスト:スパーリング形式]
桐澤将城vs児玉ユースケ
※公開プロテストは本戦開始(17:00)前に行なわれる
※朱里の応援にアイドルユニット『Apple Tale』のスペシャルライブ決定!

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