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『We are SMASH』とは、こんな大会なのだ。


SMASHの新シーズンは、旗揚げの地・新宿FACEに約1年ぶりの凱旋をはたし、幕を開けることとなる。TAJIRIがSMASH設立時から唱えてきた”若者が成長する姿を見せたい”という団体コンセプトに立ち返り、”原点回帰”をテーマにスタートする2012年。
その一発目の大会となる1・19『We are SMASH』(新宿FACE)では、才能を秘めた原石たちが様々な形でお披露目されるのも特徴だ。
そこでSMASHのプロデューサーを務めるTAJIRIに『We are SMASH』公開プロテスト、および各試合の見どころを語ってもらった。
【公開プロテスト】
児玉ユースケ vs 尾谷友洋
大原はじめ vs 桐澤将城
AKIRA vs 篠瀬晃

■「猛獣に殺されまいとする人間がどれだけ抵抗できるのか」

公開プロテストは、1試合3分で行なわれます。3分のあいだにフォールを奪われたり、ギブアップをしても本人に闘う意志があれば、終わるまでそのまま闘わせます。こういう形式のスパーリングというのは、プロテストのときだけではなく道場で普段やってる練習でもよくさせているんですね。そうすると、プロの人間と、まだプロのリングに上がったことがない人間で闘わせたとき、力の差がハッキリと見えるんですよ。まるで猛獣と人間が闘ってるぐらいに。
そういったプロのリングに上がったことがない人間が、プロテストで初めて観客が観ているプロのリングに上がったとき、どれだけその差を覆すことができるのか、その力量が試されるんですよね。猛獣に殺されまいとする人間がどれだけ抵抗できるのか。僕はプロレスは見世物でもあると思うので、こういった闘いというのは見世物として最高だと思うんですよ。
そして、プロテストの相手を務める選手も、その人の人格がよく出るんですね。たとえば、児玉ユースケは技を受けて受けて、それをいとも簡単にカウント1で返したり、技を切り返したりするんですよ。そうかと思えば、大原はじめは始まった時点でいきなりグーで殴り始めるんですよね(笑)。そういった普段の試合とは違った一面が観られるというのもプロテストの見所のひとつだと思います。
プロテストを受験する篠瀬晃、桐澤将城、尾谷友洋も、今回のチャンスにかけています。3人には道場の練習で露呈していた歴然としたプロとの差を、本番でどれだけ縮めることができるのか。そこに期待したいですね。
【第1試合】
児玉ユースケvs黒潮二郎

■「面ではなく、立体で闘っているような試合になるのでは」

ボクから観て、児玉も、黒潮もプロレスセンスはずば抜けていいほうだと思ってます。児玉は若いわりに技を受けて相手の力を引き出すというテクニシャンなところがありますね。

一方、黒潮は調子に乗らせるとどんどん攻撃的になるところがあるので、この対決はいい噛み合いかたをするのではないでしょうか。面ではなく、立体で闘っているような試合になると思いますよ。あと、二人ともドロップキックが得意ということで、この意地の張り合いも注目です。
【第2試合:ジョシュ・オブライエン デビュー戦】
AKIRA vs ジョシュ・オブライエン

■「普段は温厚なジョシュも、闘いのスイッチが入ると……」

ジョシュは練習生のなかでも一番の古株で、実はSMASHを立ち上げたときからボクらの練習に参加してたんですね。詳しくは大会当日の煽りVTRで紹介されるのですが、ここではボクらも知らなかったジョシュのプライベートの部分も公開されているので注目です。

彼はアメリカンフットボールをやっていたので当たりがものすごく強くて、ショルダータックルは必見ですよ。

それと普段は温厚でニコニコしてるジョシュなんですが、闘いになるとスイッチが入るというか、「実は残忍な心を持っているんじゃないか?」と思わせるような面が垣間見られるんですよね。なので、AKIRAさんが相手でも物怖じしないで、斬りつけるかのようにぶつかっていくと思います。とにかく我が強いというか頑固なところもあるので、そういった面が試合に出てくると面白いかなと思います。
【第3試合】
ウルティモ・ドラゴン&田島久丸 vs 大原はじめ&土肥孝司

■「大原&土肥はとても面白いタッグチームになりそうな予感」

田島久丸選手という選手は、闘龍門の選手ではあまりいないパワーファイター系のレスラーです。なので、対戦相手である大原はじめ、土肥孝司とは直線的なぶつかり合いというか、特に土肥との絡みは面白そうです。あと、彼は『うどん・おでん 久丸』というお店を経営してる実業家でもあるんですね。ボクも食べに行ったことがあるのですが、ホントにおいしんですよ。そういった部分でも異色のレスラーです。

一方、土肥はデビューからわずか数試合で浅井さん(ウルティモ・ドラゴン)と当たるわけですが、こういったキャリアの少ない選手がレジェンドと呼ばれる方と対戦するのも、今大会のテーマを色濃く反映していると思います。土肥にとってはまるで魔術師と闘うような、今まで経験したことがない世界を感じれるのではないでしょうか。もしかしたら、土肥は自信を喪失してしまうんじゃないかな。それぐらい浅井さんはすごいレスラーですよ。でも、成長の過程には当然、挫折も必要なので。逆にこれを難なく乗り越えることができれば、土肥は急激に成長できるのではないでしょうか。

あと、大原&土肥というコンビは、大原が同じ地元ということもあって土肥をすごくかわいがっているんですよ。逆に土肥も大原に憧れているところがあって、大原がデビュー当時に着ていたの試合コスチュームに似たやつをわざわざ作ったみたいなんですね。土肥はプライベートでも大原にかわいがってもらってるみたいなので、師弟コンビというか今後に期待できるタッグチームになるのでは、という期待もあります。
【セミファイナル】
TAJIRI&真琴&朱里 vs 木藤拓也&雫あき&リン・バイロン

■「紫雷美央の予言は当たらないで欲しいんですけど……」

先日の会見でもそうだったんですが、最近、紫雷美央が「私が思ったことはすべて現実になるの!」と盛んに言ってるんですよね。この一言が、キトタクもそうなんでしょうけど、ボクも非常に気になってるんですよ。どういうことなのか、と。

そんななかで行なわれるボクとキトタクとの初対決ですね。キトタクのチームは、リーダーのキトタクが豪遊と言いながらドケチぶりを見せつけたことによって、雫あき&リン・バイロンはだいぶ機嫌を損ねているみたいです。そうなると、美央の「最後にはあの二人がお前の敵になってボッコボコにすると思うよ」という予言が的中するかどうか、そこに注目が集まりますよね。

ただ、ボク自身はこの6人タッグマッチの組み合わせがすごく気に入っているんですよ。キトタクも最近はあんな感じですが、”和製レイ・スチーブンス”と自称しちゃうくらい隠れテクニシャンでもあるんですよね。だから、ボクはキトタクとは初対決なんですがレスリングの攻防なんかはすごく楽しみにしてるんですよ。

それとボクは雫ちゃんとも初めて対戦するんですが、彼女はプロレスラーとしてはまだまだ荒削りなところがあるので、そういったところを試す意味でもちょっと彼女にいじわるしてやろうかなと、そんな企みもあったりします(ニヤリ)。

そして、チームを組む朱里ちゃん、真琴ちゃん、対戦相手のリン、彼女たちの成長というのも一番近いところで確認できるので楽しみですね。このように、せっかくの機会なので自分の目と肌でじっくりとチェックさせていただきます。

なので、本音を言えば、美央の予言は当たらないで欲しいんですよ。ボクとしてはじっくりとしたプロレスリングを楽しみたいし、見せたいというのがあるので。そして、それができる組み合わせだと思うから。キトタクのチームが試合中に仲間割れするようなことがあったら困るんですよねえ。まあ、向こうもプロだからそんなことはないと思うんですが……。
【メインイベント:SMASHディーバチャンピオンシップ】
中川ともか(王者)vs 華名(挑戦者)

■「サイコロジーを試合のなかでいかに打ち出せるかが勝負のカギ」

この試合はどちらも完成した攻略マニュアルをひっさげての対戦ということで、観る側に対してすごくハードルが上がったと思うんですよね。正直に真っ向勝負でいくのか、それとも相手の裏の裏を突くような読み合いになるのかわかりませんが、前回の対戦からさらに突き抜けた部分が今回は観られるんじゃないかと期待してます。

これだけ攻略うんぬん言ってるわけですから、最終的に根性で勝ちました、そんな闘いにはならないと思うんですよ。お互いに相手を攻略すると言った以上、ハッキリ白黒がつくというか、観ている側を納得させるような勝ち方をしなければいけないと思いますね。勝負のポイントは、ボクがよく口にするサイコロジー、これをいかに試合のなかで打ち出せるか、そこだと思います。

そして、この試合に勝ったほう、つまりチャンピオンが2・19『SMASH.25』(TDCホール)に向けてどんな主張をするのか、これもまた注目したいところです。
■「はちきれんばかりの情熱やエネルギーが既に変化をもたらしている」
今回の大会は、もともと東京初のハウスショーという打ち出し方だったんですが、ナンバーシリーズと同様にサムライTVさんの中継が入ることが急遽決まりました。冒頭でも言いましたが、若者たちのはちきれんばかりの情熱やエネルギーが、最初の予定になかったテレビ中継が決まったりとか、いろんなことを徐々に変えていってるんだと思うんですよね。ボク自身も今回の大会を企画してすごく良かったと思っています。
あと、新しい才能の発掘という点で期待しているのは、これまでSMASH旗揚げ時からリングアナウンサーを務めてくださったSUNAHOさんが、新しい命を授かったということでSMASHから一時離れることとなりました。その後任として、普段はアイドルとして活躍している緑川夏海ちゃんが新リングアナウンサーとしてデビューします。
僕が彼女をリングアナに抜擢したのは、かわいい、スタイルがいいというのはもちろんなんですが、本職が歌手であるという部分に注目したんですね。SUNAHOさんもそうでしたが、ライブなどで人前に立つことに慣れているというのはすごく大きいんですよ。それと、彼女のいいところは、とちったときにシュンと落ち込んだりしないで、ケラケラ笑えるという性格ですね。これはきっと本番に強いタイプだと思います。彼女の度胸の良さがいい方向で発揮できるのではないでしょうか。みなさんもぜひ注目してください。
SMASHは大会を重ねるごとに成長してきた団体だと思うんですけど、今回はその要素がギュッと濃縮された、SMASHの原風景みたいなものを見せられるのではと思います。なので、世の中で自分の将来について明確なビジョンがまだ見えていない若者には、すごく勇気を与えられるんじゃないでしょうか。あるいは、ボクと同世代ぐらいの方々にとっては、若い頃の青春時代を思い出すような、懐かしさを感じ取れると思います。いろんな世代の人たちに観てもらいたいですね。
だからこそ、公開プロテストにしろ、本戦のほうにしろ、この大会でダメだった人間は弾かれて、自信をなくして終わっちゃうかもしれません。収穫ゼロで終わってしまう人間もいるかもしれない。だけど、SMASHはそういう部分も包み隠さず見せるつもりです。だって、人生はいいこともあれば、悪いこともある。それでも闘い続けていかなければいけないわけですから。
ボクらは。闘わずして何も変えることはできないんですよ。しかも、ボクらがやろうとしてることは業界を良くしていくとか、変えていくとか、そんなちっぽけなものではない。もっと大きな、世の中を変えるぐらいの気持ちでぶつかっていかなければ、プロレスで人間の心を動かすことはできないんですよ。それでは、1月19日、新宿FACEで会いましょう(ニヤリ)。
■1・19『We are SMASH』(新宿FACE)開場18:00 開始19:00
[メインイベント:SMASHディーバチャンピオンシップ]
中川ともか(王者)
vs
華名(挑戦者)
[セミファイナル]
TAJIRI&朱里&真琴
vs
木藤拓也&雫あき&リン・バイロン
[第3試合]
ウルティモ・ドラゴン&田島久丸
vs
大原はじめ&土肥孝司
[第2試合]
児玉ユースケ
vs
黒潮二郎
[第1試合:ジョシュ・オブライエン デビュー戦]
AKIRA
vs
ジョシュ・オブライエン
[公開プロテスト]
AKIRA
vs
篠瀬晃
[公開プロテスト]
大原はじめ
vs
桐澤将城
[公開プロテスト]
児玉ユースケ
vs
尾谷友洋

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