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欧州初日10/14の出来事を簡単に…「恐怖の大王」の粋なはからい?


SMASHを暗黒と混乱の世界に陥れるという「恐怖の大王」の噂を追ってベルギーまでやってきました。

「フランダースの犬」の舞台でもあるベルギー。風光明美です。「恐怖の大王」の匂いなんて微塵もしないのですが…

UAE経由で日本から24時間。

ヘロヘロになって到着。

とりあえずタクシーか電車で市街地へ向かうつもりでしたが、空港出口を出るとお迎えが待っていたのです。

「TAJIRI-san!!」

オレが何時に到着するかなんて誰にも知らせていないはずなので、おそらくずっと待っていたのでしょう。

Yシャツにスラックス。まだ若い男です。車に乗るよう促されました。オレをホテルまで送っていくよう、上の者から指示されているというのです。

いったい誰の指示なのでしょうか?何が何だか、サッパリわけがわかりません。

どちらにしろ「これは乗るべきだ」と判断しました。その男の態度が、実に紳士的だったからです。

車に乗ること約1時間。何事もなく、普通にホテルへ到着しました。

明日はメインでシェルトン・ベンジャミンとジェネリコとの3WAYマッチが組まれていること。それから夜8時に食事へ連れていくので部屋で待っているよう告げると、紳士はペコリと挨拶し帰っていきました。

明日、オレの試合が組んである?またもや何が何だか、サッパリわけがわかりません。

で…2時間ほど部屋でパソコンをいじっていました。

そのときのつぶやきを見ていた方ならお気付きになったかもしれませんが、オレは紳士が8時に来るという約束をすっかり忘れていたのです。

みな、首の太さが目に付きました。マットが異様に硬いので、グラウンドが多めの練習をするようになると否が応でもそうなるのでしょう。

「いまから軽く走って、ビールとワイン飲んで明日に備えて寝よう」なんて暢気なことをつぶやいていました。

しかし、それを書きこんだほんの十数分後。ノックの音がしたのです。

さっきとは違う男が立っていました。大柄で、刺青があって…間違いなくレスラーです。

無愛想に「ついてこい」というゼスチャーをしました

お食事?という雰囲気では絶対にありません。どこへ連れていかれるのか不安もありましたが、この時点で36時間は寝ていなかったので、かなりハイになっており、もうこのさいなんでもいいやと、どうでもいい気持ちになってもいました。

車が走り出すと同時に

「英語は話せますか?と英語で話しかけたところ、男は首を横に振るのみで喋ろうとしないので、そのまま無言で20分ほど走りました。

ベルギーはあまり英語を話さずフランス語とダッチ語を喋る国なので、男は生粋のベルギー人なのだと思います。

そうして連れていかれた先は・・・プロレスのジムだったのです。

大柄な男は「見ろ」というゼスチャーをしました。

写真でもわかるとおり、小さな子供まで混じってトレーニングに励んでいます。

そうしてこのあと彼らは、いわゆる欧州ランカシャー式チェーンレスリングを延々と続けたのです。

その動きの速いこと、緻密なこと。驚きました。

1時間ほど見学したのち、大柄な男が口に手を運び「メシいくぞ」というゼスチャーをしました。

危害を加える意図は先ほどからまったく感じないので、もう警戒心はありません。言われるがままについていきました。

車で10分ほど走った先は、大柄な男の知り合いの店のようでした。

イカツイ男たちが何人もいて、ビールとワインを飲んでいます。店内には眼に染みるほど、揚げ油の匂いが強烈に立ち込めています。

毎日こんなものを食っている連中は当然強くなる…

大柄な男はカウンターの中のショーケースを指さし、見ろと言っているようです。

脂と血の臭いを感じさせる、肉を加工したものばかりでした。これらを油で揚げて食うようなのです。ベルギーの…否、欧州のレスラーたちは、ガキの頃からこういう血臭のする肉をかっ喰らい育ってきているとんだな、と思いました。

大柄な男が何か注文し、座ってろ、と指で合図するのでそのとりにしていると、お盆にオレの食いものを乗せ運んできました。

「食え」とゼスチャーします。ふくらんだ油揚げのようなものをナイフで裂くと、中から大量の熱い野菜が出てきました。サイドには酢漬けにした大豆。日本人であるオレ用に、軽めのものを頼んでくれたんだな、と思いました。

そのあと男は自分の食いものを運んできたのですが、枕ほどの大きさのパンに肉団子を挟んだサンドイッチと、洗面器一杯ほどの揚げたジャガイモ。いずれも日本では考えられない量なのです。それらをあっという間にたいらげ、「いくぞ」とそそくさと立ち上がりました。

ホテルに着くと大柄な男は腕時計を指さし、明日は3時に迎えにいくと言っているようでした。

ひとりで部屋に戻り、あらためてよく考えてみると…果たして、彼らはいったい何者なのか?

とりあえず危害を加える気配はなかったので行動を共にしてみたのですが…考えられるのは、どちらも欧州プロレス関係者だろうということのみ。

もしかすると

「恐怖の大王が、欧州プロレス界の現実を、包み隠さず見せつけようとしている」・・・

どちらにしろすべては本日、これから会場でコバックと対面すれば明らかになること…か?

そうして、オレに出来ることはただひとつ。

これから欧州でオレの身にふりかかるすべてのことを、SMASHファンのみなさんへ、事細かに伝えていく。ただそれだけである。

一見少々大きめなだけのサンドイッチですが、この男身長190センチ以上あるのだ。

幸いもうじき、旧知の知り合いであるドイツ在住の日本人記者がオレを訪ねてきてくれるので、この先一緒に行動し、オレをひとつの被写体として徹底的に客観視した写真をどんどん撮ってくれればと思う。

そうしてすべてのことを、10/28 SMASH22 後楽園ホール大会へ繋げていくよう努めるのだ。

たとえ命にかえてでも、SMASHに起きる全てのことを、SMASHファンの皆さんが興奮し、感動できるものへと転化し、誘導していく。

それがSMASHをプロデューサーするエース、TAJIRIの使命というものである。

あと13日後に迫った後楽園ホール大会。

世界をグローバルに巻き込んだ、壮大な物語が展開される、とんでもない大会にしてみせる。

だから、何が起きようと、オレは必ず五体満足で日本へ帰ってみせる。

…新たな使いが来るのは、あと2時間後だ。

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