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SMASH19の歩き方

  • 投稿者: TAJIRI
  • 2011年7月10日 3:05 AM
  • 日記

 

いよいよ開催を目前に控えた7・15『SMASH.19』(後楽園ホール)。今大会も初代王座決定トーナメント、ミックスドマッチなどバラエティに富んだカードが目白押しとなっているが、なかでも注目を集めているのは日本初降臨となる“メキシコの神”VENENOだ。そこで、SMASHのプロデューサーを務めるTAJIRIに『SMASH.19』の各試合の見どころを語ってもらった。

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[第1試合]
児玉ユースケvs百田光雄

■プロレスを何十年もやっている人というのは、タレントとしても面白い

【見どころ】
天龍プロジェクトさんとの業務提携によって、百田さんという大ベテランの選手がSMASHに出てくださることになりました。最近、ボクはいろんな方に“SMASHはレジェンド路線に走るの?”とよく言われるんですけど、そんなありきたりな発想はボクのなかで微塵も無いんですよ。

そうじゃなくて、プロレスを何十年もやっている人というのは、立っているだけでも見せられるんですよ。タレントとしても面白いんですよ。そのチャンスがこれまでSMASHではあまり無かったんですよね。だから、百田さんのような何十年ものキャリアがある選手にはドンドン出てもらいたいんですよ。

一方、児玉はまだ若手で、プロレスラーとしてのオーラが足りませんよね。その児玉の前に立ちはだかる百田さんというのは、「うわっ、なんだこの面白い生き物は!」みたいな感じできっと際立つと思うんですよ。そういうところをプロレスの面白さとして注目してもらいたいですね。
[第2試合 ワールドトライアウト]
AKIRAvsYO-HEY

■いままでのトライアウトのなかで最もハイレベルなものになるのでは

【見どころ】
YO-HEY選手は、FUNAKIさんが主宰しているFu-Dojoの日本人第1号の門下生ということなんですが、見た目の感じではすごくカラダがシャープで、動きも速そうなんですよ。彼の試合はまだ観たことがないんですけど、ダメな感じはまったくしませんね。

いままでアメリカにはたくさんの若い日本人選手が来ているんですけど、FUNAKIさんはダメだと思った選手に対してはまったく相手にしないんですよ。それをあれだけかわいがっている、しかもFUNAKIさんが「俺を信頼して、SMASHに出してみろ」ってボクに言うくらいなので、YO-HEY選手はきっと素晴らしい才能を持っているんだと思うんですよね。

そういう意味でも、いままでのトライアウトのなかで最もハイレベルなものになるのでは、とボクは期待しています。
[第3試合 初代SMASHディーバ王座決定トーナメント1回戦]
真琴vs都宮ちい

■エッジの遺伝子がFUNAKIさんを通じて、まこっちゃんに伝えられた

【見どころ】
まこっちゃん(真琴)は前からショルダータックルがとても上手かったんですよ。だから、その長所を伸ばすために練習でも磨いてきたんですよね。体重の乗せ方とかもすごく上手くなってますよ。

で、そういう話をFUNAKIさんにしたら、「じゃあ、スピアーを使わせたらいいんじゃない? 俺は体型に合わないから使わないで取っていたんだけど、エッジから教えられたコツを知ってるからさ。それを俺が真琴選手に教えてやるよ」って提案してくれたんですね。つまり、エッジの遺伝子がFUNAKIさんを通じて、まこっちゃんに伝えられたんですよ。

それで実際にやってみたら、まこっちゃんは一回目で男子レスラーの児玉を吹っ飛ばした。まるで軽自動車の衝突事故みたいな、それぐらいのインパクトがあったんですよ。もしかしたら、まこっちゃんは、女子プロレスラーのなかでも一番のスピアーの使い手になるかもしれないですね。それぐらいの潜在能力をボクは感じました。

ということで、まこっちゃんのスピアーがどこで炸裂するのか? あるいはまだ試合で出すまでには至らないとか。見どころはそこだと思います。ハッキリ言って、都宮選手との因縁とか、腕立て伏せできる、できないとか、そういうちっちゃいことはボクにとってはどうでもいいんですよ。それよりも、まこっちゃんの人間としての成長をここで見せてもらいたいですね。

一方、都宮選手なんですが、このまえの関係でボクにも意地悪なことを言ってましたね。一瞬ムカムカってきたんですけど、よーく都宮選手のことを見たら、ちっちゃくて意外とかわいいんですよね(笑)。だけど、「まこっちゃん、やっつけてしまえ!」と。学校のクラスに、小回りが利く意地悪な女の子が一人はいるじゃないですか。で、ちょっと大きいんだけど、おとなしくて上品な子もいますよね。二人はそんな関係ですよ。だから、上品なお嬢さんも怒ったら怖いんだっていうところを、まこっっちゃんに見せてもらいたいと思います(笑)。
[第4試合]
ウルティモ・ドラゴン&カズ・ハヤシ&Ray
vs
大原はじめ&Gamma&紫雷イオ

■とにかく大空中戦となるに違いない

【見どころ】
これはもう、ボクがとやかく言う隙間もない豪華メンバーが揃ったというか、この試合はとにかく大空中戦となるに違いないでしょう。そんななかで、大原vsカズという絡みは初顔合わせですよね。これはボクもどんなマッチアップになるのか注目しているんですよ。

あとはGamma選手ですね。ボクは彼の試合をちゃんと観たことがないんですけど、聞いた話によるとすごくタレント性があって、キャラクターとしても抜群だと。この6人のなかでもそのタレント性がどういった形で発揮されるのか、これもまた楽しみのひとつでもあります。
[第5試合 初代SMASH王座決定トーナメント1回戦]
矢郷良明vsゼウス

■矢郷さんの怪4コマ漫画にはとても深い意味が隠されている

【見どころ】
矢郷さんが、“怪4コマ漫画”なるものを立て続けに描いてきてゼウスを挑発してきたわけですが、その気持ちが強くなるにつれて画力も進化してきましたよね。ただ、矢郷さんはゼウスを挑発したいだけのためにああいうことをするような単純な人ではないと思うんですよ。実は、あの怪4コマ漫画にはとても深い意味が隠されていることにボクはこのまえ気づいたんですよ。

SMASHのオフィシャルサイトにアップされているので、みなさんも矢郷さんの漫画を読んでもらったらきっとわかると思います。1コマ、1コマにすごく深い意味があって、矢郷さんは何かゼウスに訴えたいことがあると思うんですよ。それがあの怪4コマ漫画にたくさん落とし込まれているんですね。そんななかで、はたして矢郷さんがゼウスに何を仕掛けようとしているのか、その答えがリング上で出ると思うんですよね。

それを華名的に言うとシンパシーなのか、それとも真逆なのか(笑)。矢郷さんの哲学ぶりがすごく発揮される試合になるんじゃないでしょうか。
[第6試合 初代SMASH王座決定トーナメント1回戦]
木藤勝利vsVENENO

■神が試合をする。この幸せをしっかり噛み締めていただきたい!

【見どころ】
ボクが5月のメキシコ遠征で受けた一番の衝撃、“メキシコの神”VENENOを日本に招聘できたということで、ボクのなかではひと仕事終えた感じなんですよ。あとはもう、ボクがどうこう言える立場でもないので。なんて言ったって神ですからね(笑)。

VENENOの一挙手一投足は、頭で感じるものじゃない。心で感じるものだと思うんですよ。だから、神が日本に、SMASHに来た。その神が日本のプロレスの聖地・後楽園ホールのリングに上がって試合をする。この幸せをしっかり噛み締めていただきたいですね。そして、「ウッハ! ウッハ!」という掛け声と共に天へと向って突き上げられる右手の動き。あれをVENENOと一緒にやると、本当に幸せな気持ちになれるんですよ。メキシコで既にムーブメントになりつつあるあの動きをぜひ一緒にやってもらいたいですね。

それと、対戦相手の木藤くんなんですが。矢郷さんからの勧めもあってリングネームを木藤裕次から木藤勝利に改名しました。要するに、この試合は木藤勝利としてのデビュー戦になります。彼のことを「凡人もその道を究めていけば非凡になる」ってボクは表現したんですけど、“神vs凡人”、これはとても楽しみですねえ(ニヤリ)。
[セミファイナル 初代SMASHディーバ王座決定トーナメント1回戦]
セリーナvs中川ともか

■世界で一番巧い女子レスラーは一体どっち!?

【見どころ】
このまえの公開練習でもこの話をしたんですけど、ボクはいま“中川ともか最強説”というのを唱えているんですよ。プロレスラーとしての完成度として、中川ともかは日本人女子レスラーのなかでもパウンド・フォー・パウンド、最強なんじゃないかなと。実は、彼女がSMASHに初参戦したときから思い続けていたことなんですよね。それをいま口にできるタイミングかなと思って、公でも話しているんですよ。

女子のトーナメントは、セリーナが優勝候補の大本命であることは間違いないんですよ。だけど、そのセリーナに土をつけられる選手がいるとすれば、ボクは中川選手だと思うんですよね。そういう意味合いも含んでマッチメイクされたカードでもあって、万が一、セリーナがトーナメントの途中で負けるようなことがあれば、二人の対決は観れないじゃないですか。だから初戦でいきなり組んだんですよね。ボク自身、すごく観たかったカードでもあるんですよ。

セリーナはテクニックではアメリカで間違いなく一番の選手ですね。そして、中川選手は日本で一番であると。つまり、日米最巧決定戦、巧いレスラーは一体どっちなんだ? これがこの闘いの見どころですよね。昔で言うなら、ハーリー・レイスvsニック・ボックウィンクルみたいな試合になるはずですよ(笑)。この試合はぜひ、女子プロレスファンの方に観てもらいたいですね。海外でも注目されている一戦ですよ。
[メインイベント]
天龍源一郎&TAJIRI&朱里
vs
藤原喜明&FUNAKI&華名

■まさにこれは“絵で訴えかけるプロレス”ですよ!

【見どころ】
この6人がリング上で向き合った光景を思い描くだけで、なんもうワクワクしてきませんか?(笑)。まさにこれは、“絵で訴えかけるプロレス”ですよ。

で、このまえボクと朱里ちゃんが天龍さんに呼び出されて、酒をたらふく呑まされたんですが、そこで天龍さんが恐ろしい発言をしたんですよね。「TAJIRI、今度闘う女のコがいるだろ? 神取(忍)みたいにボコちゃっていいのか?」って。冗談とかそういうモードじゃなきくて、天龍さんの目がマジなんですよ。

あの天龍さんの発言を聞いたときに、やっぱり天龍さんのなかで女子レスラーと闘うことに抵抗があるのかなって思ったんですよね。ボクが前にいた団体でもミックスドマッチで天龍さんが女子レスラーと対戦したことは何回かあったので、ボクは大丈夫だとは思っていたんですけど、まったくそうでもないような気が……(苦笑)。

本当にいまさらなんですが、これはヤバイことをしてしまったのではないかなと。だけど、その一方で藤原組長と闘わなければいけない朱里ちゃんもヤバイんじゃないかなって思ったんですよね。だって、藤原喜明と言えば、ボクがプロレスファンだった頃に“テロリスト”と呼ばれていた恐ろしい人ですよ。恐ろしいレスラーの代表格みたいな人じゃないですか。だから、最近よくあるミックスドマッチに慣れてしまった日本のファンには、“男と女が闘うということは、こんな恐ろしいことになるのか!”と、再認識させる試合になりそうな気がしますね。
■ある超大物選手の次回『SMASH.20』参戦が決まりました!

あと、8・11『SMASH.20』(後楽園ホール)で行なわれる初代SMASH王座決定トーナメント2回戦に出場するフィンランドのFCF代表選手がついに決まりました。FCF内で8選手による出場決定トーナメントが行なわれたのですが、その証拠VTRがFCF総帥スターバックから贈られてきています。ということで、その1回戦から決勝戦までの試合映像を、大会進行の都合でダイジェストになってしまうのですが、『SMASH.19』のなかで公開したいと思います。そして、誰が勝ち残って代表となったのかをこの映像で発表させていただきます。

さらにもうひとつ、ある超大物選手の次回『SMASH.20』参戦が決まりました。この選手が誰なのか、これも大会のなかで発表させていただきます。SMASHらしいアナウンスの仕方で発表したいと思いますので、これもぜひ注目してください。ということで、今度の『SMASH.19』も、オープニングからエンディングまで一瞬たりとも目が離せませんよ(ニヤリ)。
7・15『SMASH.19』チケット情報はこちら>>
■7・15『SMASH.19』(後楽園ホール)開場17:30 開始18:30
【メインイベント】
天龍源一郎(天龍プロジェクト)&TAJIRI&朱里
vs
藤原喜明&FUNAKI&華名
【セミファイナル 初代SMASHディーバ王座決定トーナメント1回戦】
セリーナ
vs
中川ともか
【第6試合 初代SMASH王座決定トーナメント1回戦】
木藤勝利
vs
VENENO
【第5試合 初代SMASH王座決定トーナメント1回戦】
矢郷良明
vs
ゼウス
【第4試合】
ウルティモ・ドラゴン&カズ・ハヤシ(全日本プロレス)&Ray(アイスリボン)
vs
大原はじめ(FCF)&Gamma&紫雷イオ
【第3試合 初代SMASHディーバ王座決定トーナメント1回戦】
真琴(アイスリボン)
vs
都宮ちい(アイスリボン)
【第2試合 ワールドトライアウト】
AKIRA
vs
YO-HEY(Fu-Dojo)
【第1試合】
児玉ユースケ
vs
百田光雄(天龍プロジェクト)

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