ホーム > 日記 > SMASH12をもう一度

SMASH12をもう一度


1/29は、いよいよSMASH12&13

ここに、TAJIRIが語るSMASH12のみどころ…題して

『SMASH12の歩き方』

をお届けする!!

こうしてあらためて語ってみると…あまりにも濃すぎるぞ、SMASH12!!

さあ、出よう!! SMASH12の旅へ!!

その風貌は2011年のミッシング・リンク!!

■AKIRAvsD-レイ3000
「典型的なアメリカンプロレスの香りがするいい選手」

【見どころ】
外国人選手が挑戦する『ワールドトライアウト』は、『SMASH.7』(2010.8.30/新宿FACE)のポール・トレイシー以来、ひさびさなんですよね。ということで、今年一発目の大会では、SMASHの原点とも言える『ワールドトライアウト』に非常に妖しい外国人選手をチョイスさせていただきました(ニヤリ)。

D-レイ3000の試合映像をボクはチェックしたのですが、まるで昔テレビ東京で放送されていた『世界のプロレス』を観ているような、昔ながらのベーシックな試合をする選手、さらに目を引くキャラクターも持っているという典型的なアメリカンプロレスの香りがするいい選手だと思います。

彼はかつてTNAに出てた選手で実力も申し分ないと思うんですよ。なので、AKIRAさんとの試合内容によっては、Mentalloのように今後SMASHに定着できる可能性は充分にあるんじゃないかなと。そういう部分で彼には期待しています。

■小路晃vs大森隆男
「大森さんが小路さんの良さを引き出す必要はまったく無いんですよ」

SMASH12での対大森戦は、小路さんの実質的プロレス・ラストマッチだ

【見どころ】
SMASHを立ち上げたときの旗揚げメンバーは、ボクと、大原(はじめ)、朱里ちゃん、そして小路さんの4人だったんですが、その内の一人である小路さんがいなくなるということで、大森さんとの一戦の後に2試合あるんですが実質的にはこの試合がプロレスラー小路晃のラストマッチになると思うんですよ。なので小路さんは自分のものにしないといけない。

その一方で、大森さんにとっては負けるなんてことがあってはいけない試合になりますよね。格闘技の世界に戻ってしまう小路さんに対して、大森さんは結果もそうだし存在感で圧倒しなければいけない。だから、この試合に関しては大森さんが小路さんの良さを引き出す必要はまったく無いんですよ。もう秒殺してしまうぐらいの気迫が見たいですよね。

でも、小路さんもプロレスのラストマッチで秒殺負けされたら、この後で戻っていく格闘技界での商品価値的にも問題があるわけじゃないですか。だから、この試合はその辺が勝負のカギになるんじゃないかなとボクは思います。

どのような髪型で来日するのかにも注目が集まる

■朱里vsセリーナ
「セリーナに女版ランボーみたいな強さを感じた」

【見どころ】
ボクはセリーナと会ったこともなければ試合を観たこともなかったんですよ。だけど、FUNAKIさんが「(セリーナを)絶対に呼んだほうがいいよ」って推薦してくれたんですよね。FUNAKIさんがそこまで言うのであればこれはもう間違いないということで呼ぶことになったのですが、そのあとでセリーナの試合の動画を観たら、まさに闘うためだけに作られた戦闘兵器というか、アフガニスタンの最前線に行っても生き残って帰ってくるんじゃないかっていう女版ランボーみたいな強さを感じたんですよね。

これはFUNAKIさんも言ってたことなんですけど、試合中に身体の軸がぶれず、凄く安定感があるんですよ。これまでWWEにいたディーヴァで似たようなタイプを挙げるとすれば、モーリー・ホーリー、トリッシュ・ストラタス、ミッキー・ジェームスとかになるんですけど、彼女たちに共通しているのはずんぐり体型でそれが安定感に繋がっているというのがあったんですね。だけど、セリーナはそういう体型ではないんですよ。それでも安定感があるということはヤバイですよね。あと、中川ともか選手から聞いた話なんですけど、彼女が去年アメリカ遠征したときにセリーナも同じ大会に出ていて、「(セリーナは)凄い上手かった。これはちょっと敵わないかも」って言ってましたね。

「世界一恵まれている女子プロレスラー」といっても過言ではない朱里

一方、朱里ちゃんはSMASHでずっと育ってきたわけで根底に流れる遺伝子はどっちかと言うとアメプロだと思うんですよ。そういう中でこの二人が闘ったときに日本では観られなかった女同士の闘いが生まれるんじゃないかなっていう、そういう楽しみがボクの中にはありますね。

あとセリーナの試合動画を観てボクが思ったのは、セリーナはキックを使わずにパンチとエルボーが主体で相手を押しまくっていくんですよ。これを朱里ちゃんがキック主体でできるようになったら、セリーナのスタイルを盗むことができたら最強になれると思いますね。セリーナの何がいいのかと言うと、単発で技を終わらせないんですよ。パンチやエルボーを出すにしても、それが次の動作に繋げるために意味のあるものになっているんですよね。朱里ちゃんもキックをそういう使い方でできるようになれば凄い選手になれますね。まあ、ボクが観た感じだと、朱里ちゃんがセリーナの胸を借りるような、そのぐらい今の二人には実力差を感じますね。

それというのも「内助の功」というやつであろうか?

■リン・バイロン&児玉ユースケvs大原はじめ&ジェシカ・ラブ
「見た目のインパクト以外で何を生み出すことができるのか」

最近とみに、試合中の風格が増してきた大原

【見どころ】
大原とジェシカが二人だけで組むのは初めてなんですよね。なんかこの二人は夫婦な感じというか、『奥様は魔女』みたいなあの当時のアメリカTVドラマに出てきそうなキャラクターのような気がするんですよ。そういう意味で、大原&ジェシカは自分たちのパッケージ感をいかにお客さんに認識させることができるか、この勝負になると思うんですよね。

その一方で、リン&児玉はそれぞれが自分の抱えている問題をクリアしていかないといけないからタッグチームとしてのパッケージ感みたいなものはないんですよ。だから、二人で策を何も立てずに個々がそれぞれ勝手に動き出したら、完全に大原&ジェシカに持って行かれると思いますね。その中で、大原&ジェシカは見た目のインパクト以外で何を生み出すことができるのか、ここも注目ポイントだと思います。

■KUSHIDAvsMentallo
「どちらが先にイニシアチブを握ることができるのか、その勝負になる」

【見どころ】
実は去年、SMASHの旗揚げ戦前にボクがカナダに遠征したとき、二人はシングルで闘っていてその試合ではMentalloが勝っているんですよ。SMASHのリングではKUSHIDAもなかなかシングルマッチで勝ち星をあげることができていないのですが、さすがにMentalloには連敗できないと思っているはずですよ。

トライアウト合格者の中でも、唯一コンスタントに起用されているのがMentalloである

一方、Mentalloも去年ブレイクして、今年はさらにもうワンステージ上のところで闘いたいと思っているはずなんですよ。例えば、新日本プロレスのジュニアヘビー級の世界だったりとか。でも、それはKUSHIDAも一緒ですよね。そういう意味で二人はタッグチームとしても始動しているんですが、いい意味で刺激し合える仲間としてここはどちらが先にイニシアチブを握ることができるのか、その勝負になるんじゃないでしょうか。

その中でMentalloなんかは凄く全体のアベレージが高い選手なんですけど、ああいったジュニアの世界で名を売っていくには何かひとつ“Mentalloと言えば”という代名詞的なものを身につけないといけないと思いますね。で、実はKUSHIDAにもこれは同じことが言えるんですよ(ニヤリ)。

「地獄のアル・カポネ」の異名をもつコバック

■スターバックvsマイケル・コバック
「この試合は事実上の欧州最強決定戦」

【見どころ】
これはもう対戦カードを発表したVTRで二人の画像が並んだのを観て、素直に「これ、かっこいいな」って思いましたね。二人は天敵同士でこれまで何度も闘っているんですけど、その試合映像を観た感想として、まさに最終戦争みたいな闘いを二人はしていたんですよ。闘うことによって地球上のあらゆるものが消滅していっても二人だけは生き残って決着がつくまでとことん闘い続けるみたいな(笑)。

「地核を貫くパイルドライバー」は復活するのか!?

それとこの試合は事実上の欧州最強決定戦みたいなカードですよね。まだ見ぬ未知の強豪がゴロゴロいると言われているヨーロッパのマット界で頂上に君臨している二人による一騎打ち、日本でこういうシチュエーションの試合というのはひさしく無かったんじゃないかなと思いますね。

あと、スターバックは去年、『SMASH.10』(2010.11.22/JCBホール)でボクに負けて、12月にフィンランドでAKIRAさんに負けてまさかの連敗を喫し、一時期はもうダメなんじゃないかと周りからも言われていたし、本人もそれをほのめかすような発言をしていたんですよね。ところが今年に入ってからスターバックが完全復活したとしか思えないようなVTRがフィンランドから送られてきたんですよ。これはぜひSMASHオフィシャルサイトでも近日アップしますけど、とにかくスターバックはコバックに復讐するために物凄いことになっていますね。

ボクはこの試合を“北欧の神vs地獄のアル・カポネ”と呼んでいるんですが、まさにSMASHのリングでとんでもないアルマゲドンが起きようとしてますね(ニヤリ)。

クレイジーにはいまでも北米、南米、欧州などから引っ張りだこのオファーだ

■メインイベント~FCFチャンピオンシップ:TAJIRI(王者)vsスペル・クレイジー(挑戦者)
「クレイジーがいなかったら今のボクは無かった」

【見どころ】
そもそもクレイジーと初めて会ったのはボクがデビューして間もなくの頃で、1995年8月にレッスル夢ファクトリーという団体が後楽園ホールでNWAジュニアヘビー級王座決定トーナメントをやったんですよ。そのトーナメントにボクはまだデビューしてまだ1年ぐらいしか経ってないのに出してもらって、クレイジーもそのトーナメントに出てたんですね。ボクは一回戦でエル・イホ・デル・サントに敗れちゃったんですけど(笑)。

で、大会が終わったあとに飯田橋でメシを食うことになって、そこにはビクター・キニョネス(故人)がいたんですけど、ビクターが店員の態度にキレて帰っちゃって、ボクとクレイジーが二人だけ残されてしまってですね(笑)。その後に二人で駅まで歩いて帰った記憶があるんですよ。その次に会ったのが、それから2年後くらいになりますかね。クレイジーのお兄さんがメキシコで定期興行を行なってたんですけど、その大会になぜかクレイジーがボクを呼んでくれたんですよ。でも、そのときは向こうが「ウイーッシ!」って挨拶したくらいで特に会話は交わさないまま終わったんですよね。

そして3度目に会ったのがそこからさらに1年後、メキシコ北部にあるモンテレイという街でなぜかいきなりボクとクレイジーのシングルマッチが組まれたんですよ。そのときの試合に凄く手応えを感じたんですよね。その当時、ボクはメキシコに武者修行に来ていたんですけどメキシコシティではあまり稼げなかったんですよね。なので北部のプロモーションでクレイジーと抗争を繰り広げてそのままアメリカまでいけたらいいなと、ぼんやり考え始めたんですよ。

そうしたら案の定、北部でクレイジーとのシングルが多く組まれるようになって、その噂を聞きつけたポール・ヘイマンのアンテナにボクらが引っ掛かって、そのままセットでECWにまで到達したんですよ。それが1999年12月ですね。

当時はボクらもアメリカにまで渡ったのはいいけどお金が全然無かったので、家賃550ドルのアパートを折半して住んでたんですね。生活なんかもクレイジーは掃除が好きで、ボクは食事作りが得意だったんでそれぞれが分担したりして(笑)。

2000年からスタートしたTAJIRIとクレイジーの抗争が、11年目の新局面を迎える

そんな中でボクらはだんだんECW内でステップアップしていったんですけど、ボクのほうが先にPPVデビューをはたしたんですよ。で、今のボクのスタイルの礎となったのは、「クレイジーに勝つにはどうしたらいいのか?」というのを考えた末に導き出されたものなんですよ。そのぐらいクレイジーはECWで神ががり的な輝きを放っていたんですよね。だから、クレイジーがいなかったら今のボクは無かったんですよね。

だから、今まで何度も闘ってきたクレイジーと日本でシングルをやるのは今回が初めてなんですけど、凄くいいタイミングで実現できたと思うんですよね。このタイミングで二人が闘うということは、果物がなかなか実らなかった木からある日突然、果物が実った感じというか。ボクとクレイジーとの試合で、また新たなるものが生まれるんじゃないかなっていう気がするんですよ。

1・29昼夜ダブルヘッダー『SMASH.12』&『SMASH.13』チケット情報はこちら>>
■1・29『SMASH.12』(新宿FACE)開場11:00 開始12:00
【全対戦カード】※試合順は後日発表
[メインイベント~FCFチャンピオンシップ]
TAJIRI(王者)
vs
スペル・クレイジー(挑戦者)
スターバック
vs
マイケル・コバック
小路晃
vs
大森隆男
KUSHIDA
vs
Mentallo
朱里
vs
セリーナ
リン・バイロン&児玉ユースケ
vs
大原はじめ&ジェシカ・ラブ
[ワールドトライアウト]
AKIRA
vs
D-レイ3000
■1・29『SMASH.13』(新宿FACE)開場17:00 開始18:00
【全対戦カード】※試合順は後日発表
[メインイベント]
TAJIRI
vs
マイケル・コバック
※『SMASH.12』でTAJIRI選手がFCF王座防衛に成功した場合はタイトルマッチとなる。

スターバック
vs
スペル・クレイジー
※『SMASH.12』でクレイジー選手がFCF王座を奪取した場合はタイトルマッチとなる。
KUSHIDA&Mentallo
vs
大原はじめ&ジェシカ・ラブ
AKIRA
vs
大森隆男
真琴
vs
セリーナ
朱里&児玉ユースケ
vs
小路晃&リン・バイロン
[ワールドトライアウト]
木藤裕次
vs
D-レイ3000
■1・30『SMASH Live in Osaka』(世界館)開場12:00 開始13:00
TAJIRI&AKIRA
vs
スターバック&大原はじめ
KUSHIDA
vs
スペル・クレイジー
華名
vs
ジェシカ・ラブ

※残りカードは当日発表!
【参戦予定選手】
小路晃、朱里、リン・バイロン、児玉ユースケ、Mentallo、他

ホーム > 日記 > SMASH12をもう一度

アーカイブ
リンク
携帯・モバイル

ページの上部に戻る