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『M~THE☆POWER WOMAN~』


◆P190 第12話『決意』より◆

「練習生の義務。当然のことよ」

「だけど、何だか嬉しそう…」

締め直したロープに何度も走るあかね。

そのロープワークはまだまだぎこちない(中略)

ロープのチェックを終えてリングから降りようとするあかねに向かって、一人の観客が叫んだ。

「早くデビューしろよ、待ってるぞ!!」

あかねは照れくさそうにはにかんで、声の方に軽く会釈した。

パチパチパチパチ…。

会場中が温かい拍手に包まれる。

◆P244 第22話『悪臭』より◆

道場の壁には歴代チャンピオンの写真や道場訓、過去の歴史的興行のポスターなどが貼りめぐらされている。

「あ、秀美ママの写真!」

歴代チャンピオンの写真の中に、チャンピオンベルトを腰に巻いた秀美の姿を発見したマリアは驚きの声を上げる。

「ママって本当にすごいレスラーだったんだ…」(中略)

どこか外国で撮影された写真のようで、秀美の奥にうつる壁にはローマ字のような文字がゴチャゴチャと書き込まれている。

「若~い!ママって外国にもいたことあるんだ」

「秀美先輩ってメキシコで2年くらい修行してたんだよ。女子プロ界ナンバー1といわれた空中技もそこで習得したみたいなんだ」

「へえー、メキシコに…」

マリアはもう一度秀美の写真をじっと見つめた。

◆P245 第22話『悪臭』より◆

二人はキャンバスの雑巾がけをはじめた。

雑巾を持つ手に力を込めて、念入りに磨いていく。

ふと、マリアが人の形に染まったシミに目を留める。

「すごい!こんなシミ…初めて見た」

「誰かが寝技にじっと耐えた跡なんだろうね、きっと…。マリア、このマットにはね、夢を叶えた人、挫折した人、いろんな人たちの血と汗と涙がしみ込んでいるのよ」

「うん…。私もマットについた血を拭きながら、そうなんだろうなって思ってた…」

マリアとあかねは、もう一度、人型についたシミをじっと見つめた。

◆P269 第24話『狂気の血族』より◆

「あ、あの…なにか…」

マリアがポツリと呟くと、社長はおもむろにマリアの胸をガシッと鷲掴みにした。

「乳が足らんのう、乳が!!」

「きゃああああ!!」

「しゃ、社長!!」

あかねが諌めようとしたところで、社長は乱暴に手を離す。

「アホ、勘違いするな!もっとメシ食ってボインにならんかいやあ!!」

「えっ…」

マリアは言葉に詰まる。

「もっと乳をでかくして、エロ男のファンを増やさんかい!エロ男が見たいのは、華麗な技よりデカイ乳じゃあ!!」

「そ、そんな!」

◆P268 第25話『血塗られた朝食』より◆

「は、はい、頑張ります!あの…ところでこのスクランブエッグ、どうしてまっ白なんですか?」

マリアは不思議そうに皿を指差した。

「ああ、それな。白身はタンパク質の塊なんや。これ、白身だけ20個も使うてあるから、まっ白けっけ!タンパク質もぎっちりやで!だけん、ぎょうさん食べたらええ。せやけど、黄身はコレステロールの塊やろ」

「はあ…なるほど」(中略)

「へえー!プロレスラーの食事って血の滴る肉みたいなの想像してたんですけど、随分健康的であっさりなんですね!」

マリアは目を丸くして、感心したようにササミを見る。

「昔はみんな朝からビフテキなんか食べよったけどね、うちを筆頭に!今の女子プロは、可愛くないとお客さんが観に来んやろ?やっぱり高タンパクで低脂肪な食事を採らんと!」

◆P287 第27話『小骨の食感』より◆

「だ、だけど長沢さん!そんな危険な技を受け切ってみせることがプロの凄みなんじゃないですかニャン!?」

「違う!!」

「ひっ!!」

長沢の普段見せたことのない剣幕に、三木と宮嶋は抱き合って脅えた。

「それでも受身を取ったことのあるプロか!頭から垂直に落とすとなれば、受身の上手い下手など関係ない。それこそプロも素人も関係ない絶対危険領域だってことが分かんねえのか!!」

「長沢さんの信念を感じる…」

マリアがあかねの耳元で小さく呟いた。

「『ファンの危険なニーズに媚びることがプロレスの質を低下させる』って、長沢さんの持論なのよ」

あかねがマリアに小声で返した。

◆P329 第31話『暗い日曜日』より◆

「我々にとって不思議なのは、この飽食の時代になぜ女子プロレスのような過酷な世界に自ら飛び込む若者がいるのかという…」(中略)

「なぜなら…人は皆“何者か”になりたいからです!!」

長沢は固く拳を握った。

「そ、それはいったい?」

「“何者か”!!」

ハッとするマリア。

「こういうことです!今の時代、誰もがネットで己の主張を自己発信した程度で“何者か”になれたと勘違いしてしまう!しかし皆、心の奥底では分かっているのです。真の“何者か”でない者の意見など誰も認めてはくれないということを!逆にほんの少し前まで、自己主張したいがために誰もが“何者か”になろうと必死に頑張る、当然の“慎ましさ”がこの国にはあった!」

「は、はあ…」

解説者は長沢の気迫に押されている。

・・・ボクが原案を書き、それを携帯小説作家の大御所である泉忠司さんが著述する女子プロレス小説

『M~THE☆POWER WOMAN~』

携帯小説サイト Books Legimoにて連載中です(一応、18禁!!)

アクセスすれば、無料で読めます。

当サイト右下のリンクから。

あるいは http://blegi.jp/novel/top/8678 (パソコン用)

携帯からは

bookslegimoのトップ

http://blegi.jp/

から、検索で「泉忠司」「TAJIRI」などで検索すると簡単に見つかります。

物語は、まだまだ全然途中です。

最近二人とも忙しくて更新怠けがちですが、そろそろ本格的に再始動していきますので、どうか皆さん一度目を通してみてくださいね。

どうぞよろしくです!!

ちなみに、主人公の火野マリアに扮したKGちゃんの写真や、読者の方が送ってくださった可愛いイラストの数々も、いたるページに掲載されていますよお♡

コメント(閉):18

あこ 2009年11月29日

何やねんコレ(笑)

もすらん 2009年11月29日

読んでますよ!!
最近あまり更新されないので、早く続きをお願いします。

横浜の△ 2009年11月29日

ビックリした(笑)よくあるブログへのメール投稿ミスかと思いましたよ!
主観的試合レポの次にこういう文章がくる…、その振り幅の広いこと。
ますますわからない人でございますね。

匿名 2009年11月29日

続き読みた~い!

ポリン 2009年11月29日

いつも続きを心待ちにしていますよ(o^-’)b

タジリラブ 2009年11月29日

おっ、読んでみます!

どんどん更新お願いします。

まい 2009年11月29日

モデルになった人たちが一部想像できますね!

leo 2009年11月29日

TAJIRIワールド ワロいました

将来TAJIRIを倒す男 2009年11月29日

しょっぱいな

カラス族 2009年11月29日

甘いよ↓

匿名 2009年11月29日

↓っていうか、美味い。

TAJIMA 2009年11月29日

荒らすなよ?荒らすなら、2ちゃんねる行きましょう!

匿名人 2009年11月29日

というか辛い↓

匿名 2009年11月29日

匿名をいいことに最低だな、こいつら。

タジリラブ 2009年11月29日

酒井さんがDDTに電撃入団!
TAJIRIさんは、自由が好きだからどこか入団はしないかな?

荒らしじゃないよ 2009年11月29日

遊び心だよ

yatszin 2009年11月30日

火野マリアは実写化するとKGだろうなあってのは何となく感じてました。
KGちゃんにもハッスルの外での活動期待してるんですがね。

まい 2009年11月30日

それにしても宮嶋とキャットって・・・(笑)

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