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【国家試験合格…先週まで3年間学生やってました】

  • 投稿者: TAJIRI
  • 2015年3月30日 7:50 PM
  • W-1

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三年前の冬、まだSMASHをプロデュースしていた頃。一人フラリとトルコへ試合にいきました。で、帰国後。左腕の肘関節が凝り固まって、なぜかまったく動かない。医者にかかっても「原因が特定できないので、とりあえず様子を見てください」とサジ投げ状態。で、ある縁で、ある医術の治療を受けることになったんです。もうそれこそ何かの縁で、生まれて初めて、その医術での治療を受けました。すると翌日かなり治って、翌々日にはほぼ全快。その医術とオレの身体の相性も良かったのでしょうが、あまりに効くのでそれはもうスッカリ感激してしまいまして。で、こう思い立ったんです。

「オレも、この医術を身に付けたい」と。

時はSMASHの末期、WNCを立ち上げる直前。オレは春のWNC旗揚げと同時に、その医術の学校へ通うことを衝動的に決めてしまいました。どの学校へ入るかはその道のプロに相談し、高田馬場の某校をチョイス。その学校は授業内容が厳しいことで有名らしく、カラテで言えばまだ大山道場の残り香漂う極真会館草創期のような、とにかく厳しいと評判の学校「だからこそいいんだよ」と薦められ…といえばイメージしやすいでしょうか(余計しにくい?)。

入学試験に合格し、春からはプロレスラーとプロデューサーに学生という、三足の草鞋を履く生活が決まりました。大変そうですが、逆に時間を効率的に活かせるようになれるはずという楽しみもありましたし、未知の世界に触れることへの興味の前には、そういう不安を寄せ付けない体質なんですね、オレ。さあ、三年間の学校生活の始まりです。

授業は月曜日から金曜日までの朝9時より正午過ぎまで。新宿フェイスや後楽園でショーを開催する日は午後からの準備だし、地方へ行く場合もたいてい週末なので問題はないはず、でしたが…。

入学して一週間。オレは、早くも辞めたくなってしまいました。眠いんです。とにかく眠い!朝9時からの授業へ出席するためには八王子の自宅を6時半に出なくてはならず、起きるのは6時前。それまでSMASHのプロデュース作業は夜中にこなし昼まで寝てるという生活を送っていたから、朝が辛くて仕方がない。それでも人間、どんな環境にも必ず慣れるようにできていて、そのうちなんとかなってくる。しかし、想像以上に勉強も大変でした。医術系の学問はいずれもそうだと思うのですが、解剖学や生理学に病理学のような基礎的課目から、神経生理学やリハビリ学に関係法規のような詳しい専門分野まで。一年間で10以上の課目の期末テストや小テストに次々パスしなくてはなりません。

電車の中では睡魔を噛み殺して教科書を読み、試合がある日も朝6時に起き学校へ向かい、授業を受け、終わると会場へ行きショーをこなし、翌日も普通に学校へ行く生活だったこの3年間。特に大変だったのはWNC旗揚げ当初と、WNCとREINAの2団体をプロデュースしていた時期。特にREINA時代は2倍に増えた裏方業務に忙殺され、大会プランニング、ブッキング、広告物や映像物作成、営業、サイト作業、新人の指導…などなど。それこそ会社に泊まり込み寝ずに業務をこなし、そのまま学校へいくなんていう離れワザな日もありました。なにしろ3回遅刻で欠席1日換算。欠席が多いと落第してしまうため、たやすくは休めません。WRESTLE-1に移籍してからはシリーズ開幕地方大会がたいてい週末金曜日に入っていたので、授業を終えてから自腹で新幹線に乗り込み、時間ぎりぎりに会場へ到着するという綱渡りの連続も。

入学時には30人いたクラスメートが一人減り二人減り…3年生が終わる頃には、18人しか残っていませんでした。

そうして昨年末。卒業認定テストをパスし、国家試験受験資格を得ました。さらに先月。いよいよ国家試験。今年度より問題傾向が大幅に変わりかなりとまどいましたが、めでたく合格。先日卒業式も終え、無事に3年間を駆け抜けることができました。

そうして3年間勉強し続けていくうち、オレの中で、ある信念が確立されていったんですね。「この医術で、海外へ出る」と。若いうちはプロレスで海外へ出ました。で、今度はまた違う方法で、違う道で海外へ出るのだと。そう考え始めると、すべてがしっくりきたんです。もともといつか、それこそうちのチビが大きくなる頃には再び海外へ出たいと常に考えてきました。しかし、その頃もう若くはない自分が、いったい何の道で海外へ出るのだろう?と。それは、頭の中を常にグルグルとかけめぐる自己問答でもありました。そうしてある日、フと思い当たったんです。そうだ、この医術じゃないのか。オレはそのためにこの医術と出会ったんじゃないのか。オレの人生の次の使命は、この医術で海外へ出ることなんじゃないのか、と。そんな信念、あるいは勝手な思い込みが日々前向きに蓄積されてゆくと、人生に現実的な変化をもたらす強大なエネルギーとなります。

春からはプロレスと並行し、ある先人の元でこの医術を本格的に修行させていただきます。そうして、まずはその前に…以前から気になっている、太平洋に浮かぶある南の島国へいってきます。その国には医療がほとんどなく…って、ここから先は、いまオレの頭の中に描かれている未来計画が、だんだん現実化し始めたときにでも。さあ、春が来る!

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